【硯修會】第3回公演(中止)

令和3年5月8日 

宝生能楽堂

ご挨拶

第3回公演を開催させて頂きます。

能一番を三人で、という思いで臨んだ第1回の能「野宮」。各々が初挑戦の大曲に挑んだ第2回の狂言「射狸」と能「熊野」膝行三段之舞。

今回は一調一管「龍田」、狂言「縄綯」、能「隅田川」とさらに個々の力に焦点を当てた演目にてご覧頂きます。

この度の開催にあたっては、世の情勢を考えまして躊躇いたしますところも多々ございましたが、この硯修會という会名に込めました【虚心坦懐に我が身を修め舞台に臨む】という所信を改めて思い起こし、開催を決意いたしました。

各々がこれまで舞台に取り組んできた姿勢と積み重ねてきた力。そして、さらに先へ進もうという意思。世の状況がどうであろうと変わることのない、ひたむきに舞台に臨む姿勢を皆様に御覧頂けますよう懸命に勤めたいと存じております。

今回も前回2回同様、我々の姿を長く見守ってきて下さった先生方や諸先輩方にご出演賜りますことを心から感謝し、自ら名付けた「硯修」の名に恥じぬよう子心して勤める所存でおります。

何卒ご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


公演中止アナウンス

2021.4.24

緊急事態宣言の発令及び東京都の自粛要請内容を鑑み、「硯修會」第3回公演は中止と決定いたしました。

前回と同様の規制内容でしたら開催するつもりでおりましたが、今回はいっそう強い要請内容であり、外出そのものに厳しい自粛を求めるものと理解しております。誠に無念ではございますが、メンバーと相談し中止と決定いたしました。

ご出演をお願いしておりました先生方、公演を楽しみにチケットをお求め頂いておりました皆様方には大変申し訳なく存じております。

延期日もなかなか決められない状態ですので、ひとまず中止という形にはいたしますが、かくなる上は潔く撤退し捲土重来を期するくらいの強い気持ちでおります。メンバー一同、同じ演目にて必ず開催する覚悟でおりますので、その日を楽しみにお待ち頂きたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

チケットをご購入頂きました皆様には、お代金の払い戻し等改めてご連絡を差し上げます。少々お時間を頂戴することになると思いますが、何卒ご容赦下さいませ。

ここまで準備を進めてくる間にも、本当に多くの皆様のお力添えを頂いて参りました。心から御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

そして、誠に厚かましいことではございますが、リベンジ公演に向け今後ともなお一層のお力添えを賜りたく存じております。

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 研修會代表 大日方寛